デュポン ボンヴー

「素晴らしく出来の良いビール」

このビールを知るビール好きは皆口を揃えてこう言う。

僕自身まったくそのとおりに思っていたので、初めて他の人からこの言葉を聞いたときは自分の感性が正しかったように思えてとても嬉しかった。

しかし、あとになってみれば、このビールの事を知っている人は皆同じ感想を持っている事を知り、やはりそうだよな、当然だよな、と思った。

まず開栓して香りを確かめると意外にもモルトのパンの様な香りがはじめに感じられる。

口に含むと、わずかにりんごの様な甘酸っぱさを思わせる酸味。その後すぐにホップのしっかりとした苦味がくる。

アルコール9.5%の飲みごたえや、添加された糖類の甘みやモルトの旨味、色々な要素を感じられるが特筆すべきはそのバランスの美しさ。

バランスの素晴らしさ、ではなく、ここまでくるともはや美しいという表現がしっくりくる。

とにかくビールとしての完成度が高く、出来が良いのだ。

本当に素晴らしい１本。

バランスの良い味わいなので料理は色々と合いそう。

チーズも美味しいし、お肉も合う。

しっかりとした苦味もあるが、白身魚のフライなんかでも合いそうだ。

それこそ本格的なベルギー料理に合わせて飲んでみたりしてみたい。