僕的には有り寄りの有りです。もちろんビールによりますが。
ビアアドバイザー的には、グラスの基本的な扱い方としてホコリや汚れはもちろん、水滴が付いたグラスもNGです。
不純物が混ざることでビールの泡立ちに影響したり味に影響したりするからです。
だから、グラスを冷やすのはNG。結露が付くからね。
だけどねー。
それ誰が決めたのって話で。
ビールの原産国ってアメリカを除いてだいたい寒いとこです。
それって、その寒い国で、それほど冷やさずに飲むのが美味しいビールを飲む時の指針かなって思います。
日本とか東南アジアとか、湿度の高い蒸し暑い国だと、違う解釈もあるよねーって、個人的には思います。
飲むビールも全然違うわけだし、ビールが担う役割も違います。
ビールをちゃんと評価するときでも止渇性という観点でも評価するし、事実として、日本の蒸し暑い夏に必要なのは味わいではなく喉越しです。普段はその面にこそ僕は嘆いていますが。
みんな、くぅ〜〜〜って言いたいが為にビールを飲んでるようなもんです。
それならば、それ基準で考えれば良いだけの事で。喉がめちゃくちゃ乾いている時に止渇性の低い濃いいぃビールを飲むわけではないし、飲むとしたらチョイスが間違っているし、そんなシチュエーションで本来のグラスの扱い方は・・・なんて持ち出してくるほうがおかしくて。
どれだけくぅ〜〜〜〜〜〜〜っていえるか。で、考えると、もはや禁忌などではなく、むしろ最有力候補だと思う。
軽めのビールを注ぐ場合に限りますが、まあくぅ〜〜って言いたい時はもちろんそういうビールを選んでるわけで。
まあ、なんていうか、美味しいですよね。はっきり言って。
僕はあまり冷やさずに味わって飲むようなビールの美味しい飲み方をみんなに知ってほしくて、こんなサイトやったりしてるわけですけど。間違った飲み方で美味しいはずのビールを殺してしまって「なにこれまずっ」てならない為に、普段は何度も口酸っぱく、エールをキンキンに冷やして飲むなと、風呂上がりに飲むなと、言ってるわけですが。
ライトラガーを飲む時に、しかも、夏のクソ暑い我が国で、喉がカラカラに乾いている時に、「グラスを冷やすと水滴が付いてビールの味が悪くなりますよ」なんて言うのは、エールをキンキンに冷やすのと結局同じことじゃないかと。そのビールを殺してるんじゃないかと。
結局その人が最高に美味しいと思えればそれがベストなわけで。嗜好品なので。
確かに凍ったグラスに付いた氷が溶け出すと、ビールの味は本来のものとは変わるでしょう。
でもウィスキーのロックは?ストレートの方がウィスキー本来の味わいはあるでしょうが、ロックのほうが好きとか、今日はロックの日とかあるじゃないですか。それを他人がとやかく言うのは絶対にダサいです。酒は嗜好品です。好きに飲めば良い。
ビアアドバイザーの勉強したりして、多少の知識が身につくと、ついなんかそれっぽいこと言いたくなっちゃうんですけども、「この飲み方が正しいから」とかっていうのは、いつでもどこでも振りかざすのは違うのかなって。
その飲み方で「まずっ」ってなってたら勿論美味しい飲み方教えてあげなきゃですけど、変な飲み方でも本人が「うまいっっ!」ってなってたら、どんな飲み方でも良いと思うんですよね。
ということで、シチュエーションやビールによって、僕はグラスを凍らすのは有りです。オリオンビールとかをぐ〜〜〜っといきたいですね。
海外ビールならフィリピンのサンミゲールあたりが最高じゃないでしょうか。